第25章 寄り添う大切さ

「いつ鍼治療に行ったんだ? 体は……」

「以前からの治療の続きよ。まだ終わってなかっただけ」

「体を整える」という言葉を聞いて、西園寺昴は心臓を鷲掴みにされたような痛みを覚えた。

「凛、まだ子供のことに執着しているのか?」

白石凛は伏し目がちに、自身の本当の感情を隠し、多くを語ろうとはしなかった。

「子供のことで、君はもう十分に苦しんできただろう。もう執着するのはやめないか?」

白石凛は嘲るような目で彼を見た。

幸い、腹の中の子にはまだ何も聞こえていない。

「苦労なんて構わないわ。ただ、私は……私たち二人の子供が欲しいだけよ」白石凛は口を開いた。「でも、今更そんなことを言って...

ログインして続きを読む