第263章 旧友との再会

西園寺昴の視線を追いながら、玉島佳美は微かに口角を上げた。

「西園寺社長も、白石さんとお知り合いですか」

玉島佳美は笑みを浮かべて尋ねた。

白石凛の名が出た途端、西園寺昴は身を乗り出した。

「凛を知っているのか?」

「ええ、知っているどころではありませんよ」玉島佳美は言葉を継ぐ。「白石さんは現在、母のスタジオで働いているんです。母も白石さんのデザインの才能をとても高く評価していまして……」

玉島佳美は惜しみなく白石凛を褒め称えた。

案の定、西園寺昴の警戒心は次第に解けていった。

「ああ、凛は確かに非常に優秀なデザイナーだ」

西園寺昴の瞳が微かに沈む。あの頃、白石凛が自分のた...

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