第264章 B型のはずがない

西園寺昴は感情を昂ぶらせており、まるで怒り狂う獅子のようだった。

黒木蓮は目の前の男を少し面白がるように見つめた。「西園寺社長は、随分と私と凛のことに気を揉んでおられるようだ」

「凛、こいつは君を愛しているのか?」

「まともな結婚式すら挙げようとしない男が、どうして君を愛していると言える?」

西園寺昴は白石凛の瞳を食い入るように見つめた。

白石凛は視線を外し、黒木蓮の方を向いた。「それがどうしたというの?」

「凛、この世界で君を一番愛しているのは俺だ。世界で一番大きなダイヤの指輪を買い、最高の家で暮らさせてやる……」

西園寺昴は必死に約束を並べ立てた。自分のすぐ傍らに、正妻であ...

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