第193章 自ら招待する

彼女はそのラブホテルへと足を踏み入れた。スイートルームは宣伝文句の通り、極限まで甘美で妖艶な雰囲気に満ちている。

彼女は深く息を吸い込み、バスルームへ向かうと、念入りにシャワーを浴びて心身の澱(おり)を洗い流した。そして、どんな男の理性も焼き尽くすような、大胆なランジェリーを身に纏う。

鏡の中の自分を見つめる。きわどい布切れから透ける肢体の曲線は露わで、頬は羞恥と期待で紅潮しているが、その瞳には獲物を狩るような能動的な勇気が宿っていた。

彼女は携帯電話を取り出し、通話ボタンを押した。

コール音は一瞬で途切れた。電話の向こうから、氷室龍一の低く魅力的な声が響く。背景は静かで、どうやらオ...

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