第222章 無罪

そうすれば、これほどまでの悲劇は避けられたのではないか?

蓮があのような歪んだ執着に囚われ、万劫不復の深淵へと足を踏み入れることもなかったのではないか?

我が孫は、綾瀬美月のせいで完全に狂ってしまったのだ!

「わしのせいだ……すべてわしのせいじゃ……」

桐島源蔵はもはや体を支えきれず、病床の脇にある椅子に崩れ落ちた。

顔を覆い、声を上げて泣き崩れる。その慟哭には、深い悔恨と自責の念が滲んでいた。

「お前の結婚に口出しなどすべきではなかった……お前を甘やかすべきではなかった……わしが、お前をこんな姿にしてしまった……桐島家の希望を、この手で潰してしまったんじゃ……」

極限の苦痛に...

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