第266章 内密な会合

「あ、あんた……人をバカにしないでよ!」

白石紀香が甲高い声を張り上げた。もう引っ込みがつかない。

「たかがアクセサリー数点でしょ? この白石紀香が買えないとでも思ってるわけ?」

くるりと店員の方へ向き直ると、彼女は華やかな翡翠のセットと、きらきらと光るダイヤの腕時計を指さし、さらにさっきさんざんケチをつけていたブレスレットとピアスにも勢いよく手を向けた。興奮で声が少し裏返る。

「それ! それ! それから、その二つも! 全部もらうわ! 全部包んで! 今すぐカードで払うから!」

店員も、周りの客たちもぽかんと口をあけた。

翡翠のセットとダイヤの腕時計は、どちらもこの店の看板商品と言...

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