第24章 本音トーク

西田圭介は額の汗を手の甲でぬぐった。高野拓海がこのまま海野奏太に突っ込むんじゃないか――そう思った瞬間、ようやく速度が落ちた。

前方のベントレーは安定して走り続け、高野拓海はそのまま追走し、車が中心病院の前で停まるまで離れなかった。

芽衣と海野奏太が降りる。二人はひどく親しげに寄り添い、そのまま中へ入っていった。

高野拓海の顔は、今にも水が滴りそうなほど陰っている。しばらくして、ふっと鼻で笑った。

――なるほど。俺と病院へ行くのは嫌だと言っておいて、別の男を呼んだわけか。

胸の奥に残っていたわずかな罪悪感など、跡形もなく消えた。

西田圭介は車のドアを握りしめ、いつでも高野拓海を止...

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