第61章 笑い話

「あなたの加入祝いに、今夜はいいところ連れてってあげる! ぱーっとお祝いしよ!」

下野千秋がそう提案してきた。

星野芽衣は断ろうと口を開きかけた。今日はもうくたくたで、賑やかな場所に行く気力なんて残っていない。

けれど千秋の勢いがすごい。隣でぴいぴい喋り続け、あれこれ理由をつけては食い下がってくる。根負けした芽衣は、結局、彼女の段取りを黙って受け入れた。

「……分かった。行く」

夕方、千秋はスーパーカーで芽衣の前に乗りつけた。

芽衣はその車を見て、数秒、言葉を失う。

このルームメイト、思った以上に金持ちだ。

二人が向かったのはクラウドトップバー。

扉をくぐった瞬間、耳をつん...

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