第97章 それだけの価値はある

竹村茜はその場でカッとなり、すぐさま前に出て星野芽衣をかばうと、眉をつり上げて言い返した。

「黙りなよ! 芽衣のスタイル、あんた見たことあんの? ここで勝手なこと言わないで!」

周りは知らないだろうけど、茜は芽衣の体つきをこの目で見たことがある。華奢で細いように見えて、骨格も肉づきもバランスが取れていて、肌は白くきめ細かい。必要なところは、きちんと満ちている。

中山美穂は言い返されて顔を曇らせた。

「見た感じ、薄っぺらいじゃない! 私が見間違えるわけ?」

言い争いの声は思った以上に大きく、ちょうど店に入ってきた髙野拓海の耳にも、はっきり届いた。

男の視線が反射的に、ロングドレスに...

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