第8章

 パトリシアが三度目の気を失ったとき、アンドリューにはもう泣く気力すら残っていなかった。

 彼は妻を支えながら部屋を出た。廊下には彼女の途切れ途切れの呟きだけが響き、それはすべてセレストの名前だった。扉が閉まると、世界は枯れ井戸のように静まり返った。

 残されたのは、俺と、彼女だけ。

 俺はベッドの縁に腰を下ろし、その手を握った。氷のように冷たい。それは彼女という人間の最後の姿勢のようだった――俺の想像よりもはるかに徹底して、俺の人生から撤退してしまったのだ。俺はその顔を見つめる。喉の奥から何かが少しずつせり上がってくるのを感じた。

 彼女は俺の前で一度も泣いたことがなかった。だから...

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