第7章

 しかし、私はケイレブのアルファとしての脆いプライドをひどく見くびっていた。

 私の足が縄張りの境界線を越えようとしたまさにその時、慌ただしい足音が近づいてきた。数人の境界警備隊員が駆け寄り、私の行く手を阻むように強固な壁を作った。

 その背後からケイレブが怒り狂った様子でやってきた。彼は肩で息をすると、冷たく嘲るような笑みを浮かべた。

「ヘイゼル、お前のような壊れた狼を喜んで受け入れる一族がどこかにいるとでも本気で思っているのか? 俺の番の印がなければ、はぐれ狼として外の世界で一日たりとも生き残れやしないぞ!」

 私は彼を一瞥する価値すら見出さず、ただ護衛たちを避けるように歩き続け...

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