第100章 マッサージ

「さ、行こ。ごはん食べよ」

 星野伊希が相馬寧の腕にぎゅっと絡みつく。

「わざわざ遠くから来たんだし、今日は私がちゃんと面倒見るから。ごはんのあとはマッサージも行こ」

「……え?」相馬寧は慌てて腕を引っ込めた。「それって、まさか『そういう』店じゃないよね?」

「何考えてんの」

 伊希は呆れたように笑う。

「私がそんなとこ行くタイプに見える? ただのマッサージだって。変な想像しないで。ほらほら、ぐずぐずしてたら間に合わないよ」

 相馬寧がうなずく間もなく、伊希にぐいぐい引っ張られていった。

 まあいいか。今日は休みで、自分の時間だ。たまには思い切り息抜きしても罰は当たらない。

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