第118章 スキャンダル

守屋蒼河が「おまえは残酷だ」と言うなら――見せてやればいい。本当の残酷が、どんなものかを。

後悔しないのなら、ね。

当の守屋蒼河はというと、自分の首にすでに縄がかかっていることなど知りもしない。頭の中は「どうやって援軍を呼ぶか」それだけでいっぱいだった。

会社は、何代にもわたって積み上げてきた一族の血と汗の結晶だ。自分の代で潰すわけにはいかない。そんなことになれば、親父に殴り殺される。

だが、今の彼には打つ手がなかった。

相馬寧にはもう会いに行った。必死に頭を下げた。けれど彼女は、情け容赦なく突っぱねた。

相馬寧以外に、誰を頼れというのか。

守屋蒼河は焦燥で気が狂いそうだった。...

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