第17章 きっと彼を夢中にさせる!

相馬寧がドアを開け、星野伊希の手にあるものを目にした瞬間――思考が止まった。

黒のイブニングドレス。一面に艶を走らせるサテン生地で、背中は大胆に開き、スリットは太ももまで切れ上がっている。色気が、容赦なく襲ってくるデザインだ。

着なくてもわかる。これを身にまとった自分が、どんなふうに見えるか。

「……これ」相馬寧は呆然とした。「私のために用意したの?」

「そうだよ!」星野伊希は大きくうなずき、きらきらした目で覗き込む。「どう? めちゃくちゃ綺麗じゃない?」

相馬寧は思わずツッコむ。

「露出、すごすぎない!?」

反射的に一歩引き、目にははっきりとした拒否が浮かんだ。

けれど星野...

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