第46章 また来るなら一棒くれてやる

「バンッ!」

 相馬寧の言葉が、そこでぶつりと途切れた。

 はっとして顔を上げると、目の前の守屋蒼河が白目をむき、そのまま力なく崩れ落ちていく。

 その背後に立っていたのは、バットを握りしめた星野伊希だった。

「伊希!?」

 相馬寧は目を見張る。

「今夜は帰ってこないって言ってなかった?」

 星野伊希は守屋蒼河が完全に気を失ったのを確認して、ようやくふうっと息をついた。額の汗をぬぐいながら、呆れたように言う。

「今、それ言ってる場合?」

 そう言って、床に伸びている守屋蒼河を指さした。

「ていうか、なんでこいつがここにいるのよ」

「それがね……」

 相馬寧は壁にもたれ...

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