第71章 俺と一緒にいてください

  けれどひとつだけ、相馬寧の胸の中にはもう答えがあった。

  どうやら古沢信弘は、冗談で言っていたわけじゃない。

  つまり――本気で、自分に惹かれている……?

  うそでしょ。

  相馬寧は心の中で、思わず悲鳴にも似た声を上げた。

  こんな話が外に漏れたら、どれだけの人が羨ましがるだろう。

  相馬寧はこっそり太ももをつねった。

  痛い。夢じゃない。

「寧々」

  古沢信弘が振り返り、彼女を見た。

「二か月前に聞いたこと、どう考えた? 答え、出たか」

 二か月前。彼は相馬寧に言ったのだ。

  守屋蒼河の執拗な付きまといを避けるなら、いちばん手っ取り早いのは新し...

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