第81章 私から遠ざかってください

「バラを贈ったくらいで何よ。たとえ値打ちものでも、私は迷わずゴミ箱に放り込む。信じないなら、試してみれば?」

守屋蒼河が焦ったように声を荒げる。

「寧々、そんなに冷たくしないでくれ。俺たち、夫婦だったんだぞ。まだ少しは……気持ちが残ってるはずだろ」

「信じないなら、心の中で何度でも唱えればいいわ。自分に暗示でもかけてなさい」

相馬寧は容赦がない。

「守屋蒼河。ついでに言っておくけど、私がこの人生でいちばん後悔してるのは、あんたと一緒にいたこと」

「いちばん後悔してるのは、あのときプロポーズを受けたことよ。あんたがこんな人間だって知ってたら、最初から関わりもしなかった」

「さっさ...

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