第4章

 悪夢にうなされ、私はびっしょりと汗をかいて目を覚ました。

 寝間着が肌に張りつき、不快感が全身を走る。

 窓の外では、月光が障子を通してまだらな光と影を落とし、私の寝室をぼんやりとした靄の中に包み込んでいた。

 またあの夢だ——八歳の時に偶然耳にしてしまった家族の会話が、私の心から離れない悪夢となっている。

 私は両親の実子ではなく、別の『正義の味方』の家系の出身だった。

 この秘密はずっと私の胸の内に重くのしかかり、いつか自分が価値を失った時、家族が〝罪人〟たちを処分するように、私のことも処分するのではないかと怯えさせていた。

 私は深く息を吸い込み、乱れた心臓の鼓動を鎮めよ...

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