第103章*

アンジェリーナ視点

「最低ね」

「最低じゃない。おまえが大げさなんだよ」

声がだんだん大きくなっていく。周りの人間が気まずそうにしはじめた。

ついに女子が二人、行かないと決めた。駐車場で待ってる、と言う。

サイラスが人数を数えた。「よし、これで十三人だな」

タイラーがにやりとする。「ラッキー十三!」

別の誰かが神経質に笑った。「おい、それはそういう意味じゃねえだろ」

装備をまとめ、登山口へ向かった。

午後二時半。木製の標識が道の始まりを示していた。山頂まで四・二マイル、標高差二千百フィート。

サイラスは腕時計に目を落とす。「急ぐぞ。暗くなる前に着きたい」

十三人で山を登りは...

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