チャプター 11 *

ゾーイ視点

ミアの悲鳴が空気を切り裂いた。

身体がぐらりと前のめりになり、手は虚空をかきむしる。引っぱっていた枝が、手の中でぽきりと折れた。

それから、落ちた。

腕をばたつかせる。何かをつかもうとして。何でもいいから。

だが、つかめるものは何もなかった。

ミアは地面へ落ちていく。下で待ち構える五頭のピューマのいる場所へ。

「誰か落ちた!」別の木から声が張り上がった。

「うそ……誰!?」

「ミアだ!ミアが落ちた!」

叫び声がさらに重なり、恐慌の声が錯綜する。

「下にピューマが五頭いる!」

「死んじゃう!」

「誰か何とかして!」

...

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