第124章*

アンジェリーナ視点

デイビッドの弁護士たちは視線を交わした。

「監査済みの財務諸表なら提出できます」デイビッドは硬い口調で言った。

「何年分?」

「三年分だ」

「五年分がいいわ。それに、こちらが進める前に、うちの会計士にも精査させてもらう」

デイビッドの顎がきゅっと締まる。「それは、かなり異例だ」

「ブラックウォーター・カルテルと組むこと自体、異例でしょう」私は小首をかしげた。「それとも、隠していることでもあるの?」

「あるわけがない」

「なら、五年分の財務資料くらい問題ないはずよ」

デイビッドは言い返したくてたまらない顔をした。だができない。反論すれば...

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