チャプター 156 *

アンジェリーナ視点

フェリックスはまだ話していた。「輸送班がいまから君たちを居住区画へ戻す。今夜は準備に充てろ。身辺を整えておけ。明日ですべてが決まる」

彼はトラックのほうへ手を振った。「積み込め。出発だ」

人々が歩き出す。最初はゆっくり。だが、誰もがこの場所を一刻も早く背にしたくて、次第に足が速くなった。

私は群れにまぎれて移動し、二台目のトラックに乗り込んだ。

後方近くの席を見つけて腰を下ろす。

ほかの候補者たちが周囲を埋めていく。ほとんどが無言だった。何人かはまだ小さくすすり泣いていた。

エンジンがかかり、車体が動き出す。

帰路は静まり返っていた。起きたことを口にしたい者...

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