チャプター 158 *

アンジェリーナ視点

足を止めた。ライリーとチェンは、私がついてきていないことに気づくまで、数歩先へ進んでいた。

「アリア? 来ないの?」ライリーが振り返って呼びかける。

「すぐ追いつく。二人は先に行って」

ライリーは不安げに眉をひそめた。「本当に?」

「うん。ちょっと歩きを続けたいだけ。頭を整理したくて」

「わかった。兵舎で会おう」

二人は人だかりのほうへ向かった。私は反対方向へ歩き出す。兵舎へ戻るほうへ。

けれど、全部聞こえていた。強化された聴覚が、ひとつ残らず言葉を拾う。

女子候補生たちが隊列に群がっていた。礼儀として距離は保っている――ぎりぎり、だが。

「ねえ、あれっ...

ログインして続きを読む