第165章*

アンジェリーナ視点

「問題ない」マーキスはそう言った。彼は私へと意識を向けると、表情を引き締めた。「少し話せるか? おまえと俺、二人きりで。一分だけ」

私はジェンとマヤを見た。「ここで待ってて」

「うん」マヤが答える。

マーキスは数歩離れた。声の届かない距離まで。私はそのあとを追った。

十分に離れると、彼は振り返って私に向き直り、声を落とした。

「今夜、おまえが必要だ。十三番ケージ」

私は腕を組む。「今夜は戦わない」

「最後まで聞け。レッドウッド・パックが連れてくる。腕利きの刺客だ。テオドアって名の男。五十戦全勝、無敗。とんでもなく残忍だ」

「それで?」

「それで、俺たちじ...

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