チャプター 172 *

アンジェリーナ視点

トラックがコンパウンドに滑り込んだのは午後九時四十七分だった。エンジンが止まり、皆がぞろぞろと荷台から降り始める。

私は装備バッグをつかみ、軽く跳ぶようにして地面へ降りた。

「全員、集合地点へ!」騒音を切り裂くようにフェリックスの声が飛ぶ。「最終連絡は十分後だ!」

候補者たちは本部棟のほうへ動き出した。遅い。疲労で重い。足を引きずっている者もいる。立ったまま眠りそうな顔の者もいた。

私は群れの流れに合わせて歩く。マヤとジェンが私の近くを離れない。集合地点は、今朝集められたのと同じコンクリートの広場だった。

フェリックスは前方に立ち、クリップボードを抱えている。背後に...

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