チャプター 35 *

アンジェリーナ視点

今の私の身分は、野外教育キャンプに参加しているただの新入生の女子――それだけだった。

本格的な訓練なんて受けたこともない、ごく普通の十代の女の子。

私は、そうであるはずだった。

それなのに――私はいま、何をしてしまった?

みんなの目の前で、ジェイク・モリソンに教科書どおりの肩車投げを決めてしまったのだ。

「うそだろ……」

見ていた生徒たちが息をのんだ。顔色がみるみる青ざめていく。

ミアは、まるで初めて私を見るみたいに目を見開いたまま、完全に固まっていた。

そしてセレンと、私を告発したハサミを持ったあの子は――

所詮、ただの生徒だ。せいぜいできるのは、ちっ...

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