第四十五章*

アンジェリーナ視点

カレンとアシュリーの顔からさっと血の気が引いていくのを見て、胸の奥に小さな満足が落ち着いた。だが視線はふたりを通り越し、十五フィートほど先に立つ人影へと吸い寄せられる。

父。

伸ばしかけたまま固まっていた手が、ようやく力なく落ちていた。中身をすべてくり抜かれ、殻だけがそこに立っているみたいだった。

周囲の空気が変わるのを肌で感じる。グループBの何人か――こちらを見て、敬意にも似たものを浮かべていた。あるいは単に、スターリング家の厄介者にも骨があったことへの驚きか。

グループAは違う。カントリークラブの連中。ひそひそと囁き合い、目だけをこちらの両親へ滑らせ、露骨な軽...

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