チャプター 82 *

アンジェリーナ視点

その答えが気に入らなかった。私はシラスに歩み寄り、表情を和らげる。「ねえ、シラス。お願いだから。どうしてそんな態度なの? あなたのために転校までしたのよ。ただ一緒にいたいだけなのに」

「グレタ、言っただろ。俺には距離が必要なんだ」

「でも――」

「もう行く」シラスがこちらへ向き直る。「行こう」

私は肩をすくめ、歩き出した。

背後からグレタの声が飛ぶ。「シラス! 私を置いていかないで!」

シラスは振り返らない。私たちはそのまま歩き続け、やがて彼女の声が遠のいて消えた。

「悪かったな」シラスが言う。

「あなたの面倒でしょ。私のじゃない」

「ああ、でもあいつ...

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