チャプター 87 *

アンジェリーナ視点

「嫌だって言ったでしょ。そんなリンク、渡さない」

「なんでだよ? 頼むって、ただの言語サイトだろ――」

「それに協力する気はないわ」私は立ち上がった。「やめて、レオ」

ケイランの視線が、頬の横を焼くみたいに刺さっているのがわかった。けれど彼に目をやっても、表情は何も語らない。驚きも、疑いもない。

あるのは、あの落ち着いた値踏みするような目だけ。

まるで、最初から知っていたみたいに。

レオはまだ喋っていた。「姉ちゃん、マジで何がそんなに大事なんだよ? ただ――」

「嫌だって言った」

私はケイランの横をすり抜けて家に入った。彼は動かないし、何も言わない。ただ私が行くのを...

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