第18章

「律、どうしてあの子の肩を持つわけ?」

相沢エリカは思わず声を荒らげ、信じられないといった顔で一ノ瀬律を見つめた。

以前なら、相沢千尋が何をしようと、一ノ瀬律はひどく嫌悪していたはずだ。

それなのに今は、彼女のトラブルを解決してやるばかりか、庇い立てまでしている。

まさか、二人の間に何かあったというのだろうか。

「そんな覚えはない」

一ノ瀬律はわずかに眉をひそめた。最近の自分の行動がどこか制御不能になっていることに気づきながらも、強がって認めようとはしない。

一ノ瀬律の横顔がさらに冷ややかさを増したのを見て、相沢エリカは心の中で勝手な言い訳を見つけた。

きっと一ノ瀬家の体面を...

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