第19章

新谷修は信じられないといった面持ちで相沢千尋を見つめた。まるで自分の耳を疑っているかのようだ。

その驚いた顔がおかしくて、相沢千尋は思わず吹き出しそうになり、口元に浅い笑みを浮かべた。

彼女はゆっくりと一歩踏み出し、眉をひそめてからかうように言った。

「どうしたの? 怖気づいた?」

新谷修は慌てて首を横に振る。

そして、真剣な眼差しで相沢千尋を見つめ返した。

「もし本当にそうだとしても、それは自業自得というものです!」

相沢千尋は一瞬きょとんとした。まさか彼からそんな言葉が返ってくるとは思わなかったのだ。

「たとえ復讐を果たしたとしても、あなたの怪我を放っておくわけにはいきま...

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