第113章 見せ場はこの後だ

夜7時。千葉晴美はひとまずトイレに寄って化粧を直し、服を着替えると、タクシーでプリンスホテルへ向かった。

だが、中へ入る前から、すでに会場の中はざわついていた。

しかも話題の中心にいるのは――ほかでもない、彼女自身だった。

「この2年、同窓会を開く理由なんて、結局は千葉晴美見たさでしょ。でも本人、一度も顔出してないし」

「ほんとそれ。学生時代だって、あの子だけ異質だったよね。みんなは可愛いとか綺麗とかで目立つのに、千葉晴美はブスで有名だったし」

「しかも全然女の子らしくなかったじゃない。すぐチンピラみたいに口悪くなるし」

「聞いた話じゃ、お父さんに捨てられたんでしょ? 愛情不足っ...

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