第170章 夫に少し面子を立てる

古宮美咲はやけに真面目な顔でうなずいた。

「もちろん褒めてるに決まってるじゃん、義姉さん。ゲームで知り合った男の人がいるんだけど、夜に一緒にやろうって誘われててさ。でも向こう、私がこんなに下手だって知らないの。だから……義姉さん、ちょっと手伝ってくれない?」

千葉晴美は別に構わなかった。夜は特に予定もない。ただ、ひとつだけ釘を刺しておく必要がある。

「でも、ずっと隠し通すわけにもいかないでしょ。私がいない日が来たら、どうするの?」

「大丈夫。この二日、必死で練習してるし。でも義姉さんの腕には、まだ全然届かない」

古宮美咲は最近、千葉晴美が代わりにやってくれた数試合を見返した。相手の...

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