第171章 君の妻はあまり物分かりがない

そのあと古宮美咲がまた古宮蘭の口ぶりを真似し、後ろにいた連中が笑い転げそうになった。

古宮爺さんが低く叱る。

「美咲、蘭叔母さんの真似はやめなさい。年長者を敬うってことも分からないのか。おじいさんが普段どう教えてると思ってる」

今日はお爺さんの誕生日だ。美咲もさすがに怒らせたくなくて、作り笑いを浮かべながら古宮蘭に向き直った。

「蘭叔母さん、私、口が悪いだけで悪気はないの。気にしないで。さっきのは冗談だよ」

古宮蘭は返事もしない。顔色も、あまりよくなかった。

そこで古宮爺さんが慌てて古宮桐也と千葉晴美を呼び寄せる。

「桐也、晴美、こっちへ来て蘭叔母さんに挨拶しなさい。桐也の結婚...

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