第158章 新たな手掛かり

さらに詳細を尋ねようとした矢先、書斎のドアが激しく叩かれた。

「旦那様! 西園寺さん!」

シッターの丹地さんがドアを押し開け、悲鳴のような声を上げた。

「大変です! 亜紀お嬢様が……急に苦しみ出して!」

二人の顔色が同時に変わった。弾かれたように書斎を飛び出し、亜紀の寝室へと走る。

部屋に入ると、先ほどまで無邪気にはしゃいでいた少女がベッドの上で小さく丸まり、自身の意思とは無関係に小刻みに震えていた。

「亜紀!」

佐和行雄はベッドサイドに駆け寄ると、片膝をついて震える声で呼びかけた。

「亜紀、パパはここにいるぞ。大丈夫だ、怖くない……」

西園寺琴音は即座にかけ寄り、身を乗り...

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