第194章 私が彼女の世話をする

視界に入ってきたその顔はひどく蒼白で、足取りも覚束なかった。それでも彼女は、真っ先にベッドの上の真夏を捉え、瞬く間に目元を赤く染めた。

「真夏ちゃん……大丈夫? 瑠璃お姉ちゃんが悪いの……」

そのやつれ切った姿を見るなり、陸奥愛理の頭から先ほどの真夏の言葉など吹き飛んでしまった。痛ましげに駆け寄り、彼女の体を支える。

「瑠璃さん、どうして来たの? まだ体調も万全じゃないのに、立っていないで」

二階堂瑠璃は陸奥愛理に身を預け、か弱くベッドのそばまで歩み寄ると、懇願するように西園寺琴音を、そして真夏を見つめた。

「琴音さん、真夏ちゃん、ごめんなさい……本当に、ごめんなさい……」

言葉...

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