第195章 新しい実験室

その言葉は、核心を鋭く突き刺した。

陸奥司の表情が瞬時に曇る。

「瑠璃は関係ないだろう! あれはただの事故だ。それに、彼女はもう謝ったじゃないか!」

西園寺琴音は鼻で笑うと、背後の娘をさらに庇うように抱き寄せた。

「関係あるわ。あの子のせいで娘が怪我をしたという事実は変わらない。彼女がいる限り、私は安心できないの」

「西園寺琴音!」

陸奥司の声が荒らげる。

これほどあからさまに父親としての威厳を否定されたことに、不快感が頂点に達していた。

「理不尽なことを言うな! 俺はこの子の父親だぞ。俺には決める権利が……」

「私だって母親よ!」

西園寺琴音は鋭い声で遮った。積もり積も...

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