第230章 母上が見つかった

しばらくして、彼女は顔を上げると、まっすぐな瞳で言った。

「ママ、私、亜紀お姉ちゃんと友達になりたい! 私のお人形を半分こして貸してあげるし、幼稚園であった面白いこともお話ししてあげるの。そうしたら、お姉ちゃんも悲しくなくなるかな?」

娘の言葉は暖かな日差しのように心に染み入り、西園寺琴音の目頭を熱くさせた。

彼女は娘の曇りのない純粋な瞳を見つめる。胸の奥が感動で満たされた。

私の真夏は、こんなにも思いやりのある優しい子に育ってくれたのだ。

「ええ、もちろんよ。真夏は本当に偉いね。まるで優しい天使さんみたい」

西園寺琴音は娘の額にそっと口づけ、しっかりと約束した。

「今度の週末...

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