第250章 夕食を共にする

「私の勘違いだったのかもしれないわね」

西園寺琴音は胸の奥に波打つ動揺を押し殺し、頷くしかなかった。

事態は、ますます異常な方向へと進んでいるようだ……

翌日の夕方。

陸奥司からの電話に出た時、西園寺琴音は実験レポートの確認作業に追われていた。

画面に点滅する名前を見て数秒ためらったが、結局通話ボタンをスワイプした。

「もしもし?」

『夜、空いてるか? 個室を予約したんだ。お義母さんに食事でもご馳走したくてね。真夏と七海も、おばあちゃんに会いたがってるし』

受話器越しに聞こえてきた陸奥司の声に、西園寺琴音は無意識に断ろうとしたが、彼の言葉が続いた。

『琴音、子供たちのためだ...

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