第11章エミリーは脅威

ジェームズの部屋の外で、マヤは苛立ちを隠せない顔のまま、閉ざされた扉をにらみつけて立っていた。

エミリーが中に入ってから、もう一時間になる。どうしてジェームズはまだ彼女を追い出さないのだろう?

マヤは、エミリーも自分と同じ扱いを受けるはずだと思っていた。短気なジェームズにうんざりされ、さっさと放り出される――だから夕食にも急がず、わざわざ残って、エミリーが恥をかくところを見届けるつもりだったのだ。だが、ジェームズの扉の前で一時間近く待っても、いっこうに追い出されないのはなぜだ?

まさか、ジェームズはエミリーのことが気に入ったの?

マヤの心臓がひゅっと跳ねたが、すぐに自分に言い聞かせる。...

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