第125章:彼が5年間探していた恋人は私だった?

エミリーは足をわずかに止めた。振り返ってインディゴを見る。赤い唇が冷たい笑みにゆがんだ。

「お断りよ」

そう言い捨てると、エミリーは二度と振り返らずに歩き去った。

インディゴは、エミリーの容赦ない返答にその場で凍りついた。

こんな結末、受け入れられるわけがない。

好きになった相手が、なぜ義姉にならなければならない?

自分が遅かったからだとでもいうのか?

違う。先にそこにいたのは自分のほうだ。

「諦めない! 僕のほうがジェームズより上だって、君に証明してみせる!」

インディゴは遠ざかる背中に向かって叫んだ。

だが、エミリーが振り返ることはなく、その叫びが耳に届いたのかどうかさ...

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