第171話面を守りたいジェームズ

「『どう?』って、どういう意味だよ?」

ジェームズは苛立ったようにビール缶をつかみ、ひと口あおった。

「トビアスが言いたいのはさ。おまえとエミリー、最近どう進展してるのかってことだろ?」

アルトンはぱちくりと瞬きをし、からかうような笑みを浮かべて言った。「ジェームズ、まさか、あれだけ時間が経ってまだ落とせてないなんて言わないよな。実は俺、エミリーの性格けっこう好きなんだ。ほんとに気に入らないなら、いっそ俺に……」

「黙れ!」

ジェームズはグラスを置き、テーブルに重く叩きつけた。

「アルトン、あんた露骨にジェームズの女をかっさらおうとしてるじゃない。ジェームズが怒って海外送りにしたら...

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