第193章:ジェームズ、なぜあなたの意志力はそんなに弱いのですか

ローウェルは、大学時代のエミリーの教師だった。

あの頃、セーブルの病状は悪化の一途をたどり、病院代は雪だるま式に膨らんでいった。エミリーはほとんどお金のない学生にすぎなかった。そのうえフィンはセーブルを完全に無視し、継母のデラは何かにつけて彼女の足を引っ張った。

ほかに頼れる先もなく、エミリーはローウェルに助けを求めるしかなかった。

エミリーの状況を知ると、ローウェルは大いに力になってくれた。

だから、長年ほとんど連絡を取っていなかったとはいえ、エミリーの胸にはローウェルへの深い尊敬と感謝が今も残っている。

当然、ローウェルの誘いを断るはずがない。

母校の創立百周年記念式典に出れば...

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