第213章:母性愛はかけがえのないもの、父性愛は同じ

メイソンは、まだトマス家に対していくらかの未練を抱いていた。

いや、正確に言えば、彼が執着しているのはジェームズだった。

エミリーは携帯を開き、メイソンが密かにジェームズへメッセージを送っていたのを見つけた瞬間、その考えに至った。

胸がひどく痛んだ。片方では、メイソンの成長の五年を見逃してしまったことへの罪悪感。もう片方では、メイソンがジェームズに懐いているという事実が、離婚して彼を連れて行こうとしたとき、とてつもなく厄介になるという現実。

当初、ジャスパーとメイソンの身分を入れ替えることを受け入れたのは、メイソンを守るためでもあり、同時に、トマス家への情が薄れてくれれば、何の憂いもな...

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