第218章ついに自由を取り戻した

「どうやら、来るタイミングを間違えたみたいね」

エミリーの目には露骨な敵意が宿り、その背後でソラはわざと険しい表情を崩さずにいた。

やってくれるじゃない、エミリー!

ジェームズがエミリーを目にした瞬間、瞳にひとすじ光が走ったが、それはすぐに冷たい色に塗りつぶされた。

「戻ってくることだけは、わかっていたらしいな」

ジェームズは冷ややかに鼻を鳴らした。

エミリーは唇をつり上げ、嘲るように言った。「私が来なかったら、あなたがこのところ随分と快適に暮らしてるなんて、知りようがなかったもの」

もうマヤまで連れてきたんでしょ。だったら、さっさと離婚すればいいじゃない!

胸の奥をかすめた嫉...

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