第220章ジェームズの後悔

インディゴがエミリーとジェームズの離婚を知ったのは、その翌日のことだった。

彼は有頂天になり、すぐさまエミリーのもとへ駆けつけて想いを告げたいとさえ思った。

だが、ザンテはエミリーに対して何かしらの憎悪を抱いていた。インディゴが本気でエミリーを好いていると知ると、彼女はますます激昂した。

「その女のところへ行くつもりなら、母子の情なんて忘れて、トーマス邸から叩き出してやる。覚悟しなさい」

「考えてみなさい。トーマス家の財産を手に入れたら、女なんて好きなだけ選べるのよ。どうして、よりによって彼女なの!」

「母さん、僕は……」

トーマス家の財産なんか、エミリーと比べものになるはずがない...

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