第324話怒ってリアムと対決するジェームズ

「誰も助けてくれないなら、あたしが自分で助かる!」

ブライアの子どもじみた言葉に、オーラは不意を突かれ、そしてどうしようもない笑みをこぼした。

「ブライア、あなたはまだ五歳よ。どうやって自分を助けるつもりなの?」

「ブライア、心配しないで。わたしが助けるから」

オーラは小さく息を吐き、手を伸ばしてブライアの小さな、少し冷たい指を包み込んだ。声はやわらかいのに、芯があった。

「うん」

ブライアの目がぱっと輝く。次の瞬間、あくびが漏れそうになって、彼女は慌てて口を押さえた――薬が効いてきたのだ。痛みも意識も、ゆっくりと遠のいていく。

「おじさん……連れてって……」

うとうとしながら...

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