第325章ヘイズ家のわがままとブライアーの苦境

リアムはジェームズに取り合ってもらえないまま、肩を落として家へ戻った。

「父さん、どうしたの? アーヴィンはもう戻った?」

リアムが玄関をくぐって間もなく、アイザックも駆け込んできた。仕事で疲れ切った顔をしている。

リアムは苛立ちを隠さずアイザックをにらみつけ、怒鳴った。

「戻るわけないだろ! 警察署にでも数日放り込んで、自分が何をしたか頭を冷やして考えさせればいい!」

「父さん、本当に……あいつをそのまま置いておくつもりなのか?」

アイザックは面食らった。こんなリアムは、まるで別人だ。

これまでリアムは、どれほど腹を立てても、結局は何とかしてアーヴィンをトラブルから引っ張り出して...

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