第328章:児童監護権をめぐる闘い

ブライアの声がふわりと届いた。あまりにも柔らかくて、聞く者の胸をきゅっと痛ませるほどだった。

ジェームズの冷えた視線が、涙の筋を残したブライアの顔をなぞるように走った。瞳の奥で何かが揺らぎ、胸のあたりが鈍く脈打つ痛みに締めつけられる。

「トーマスさん、ここで何をしているんです?」

リアムは警戒するようにジェームズを見つめ、問いかけた。

ジェームズはブライアから目を逸らし、リアムへ向き直った。薄い唇の端が、冷たい笑みの形にわずかに持ち上がる。

「この子を助けたのは俺だ。救助した人間として心配だった。様子を見に来ちゃいけないのか?」

「それは……」

「それとも、俺を締め出したいのか?...

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