第330話信じる?

「な――何を言っているの?」

リアムは、心の奥まで見透かされるのが嫌いだった。羞恥と怒りで頬が赤く染まり、表情は醜く歪む。

それを見て取ったジェームズが、冷ややかに笑った。

「いい。認めなくてもかまわない。法廷で決着をつける。さて……」

ジェームズは言葉を切った。低い声には、静かで危険な刃が潜んでいる。

「いまは患者を休ませる必要がある。全員、出ていけ」

「私たちはブライアの家族よ。出ていくべきなのはあなたたちでしょう」

「悪いが、この病院は俺のものだ。この子も、いまは俺の患者だ。俺はこの病院の匿名の大株主でもある。君たちがここにいることが回復の妨げになると判断する権利は、十分に...

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